
大量な紙の書類を廃棄するなら、
封をしたまま溶解処理すれば、
早い、ラク、そして安心!
大量な紙の書類を廃棄するなら、
封をしたまま溶解処理すれば、
早い、ラク、そして安心!
HOMEソリューション/事例【業種】医療:A総合病院様
近づく春の足音に、少しずつ気分も高まる年度末。一方で、年度末ならではの業務の慌ただしさに、毎年苦労されているという声が少なくありません。そんなお悩みの原因の一つに「書類の整理」があります。
昨今、業務のデジタル化が進んだとはいえ、契約書や誓約書、各種帳票など、さまざまな紙の書類がまだまだ利用されています。年度末は、この書類のファイルを次年度用へと切り換えるために、本年度分の書類を整理し、適宜保管·廃棄する必要があるはずです。この作業負担の大きさに悩み、ISSへご相談くださるお客様が毎年おられます。
総合病院を営まれる今回のお客様も、紙の書類整理に悩まれていました。毎年、この時期には倉庫が紙の書類が詰まった段ボール箱で満杯になってしまうだけでなく、倉庫から溢れた書類が事務所スペースにも山積。見た目の悪さはもちろん、積まれた箱は人の妨げとなり、ケガにつながる心配もありました。
そのため、大量の書類を年度末に廃棄処分してきたものの、廃棄には整理·梱包も必要で、本来の病院業務が多忙な日々の中で、その作業に人手や時間を割くことが大変な負担となっていました。
さらには、廃棄する書類からの情報漏洩も心配されていました。病院には当然、患者の個人情報を守る義務があります。気軽にゴミ出しするようにはいきません。
250の病床を持つこの病院では、カルテや心電図などの書類が日々大量に発生。もちろん、これが各診療科において起きます。そして、300人以上の職員がおり、各部署さらには経理関係の書類も含めると、それは毎年膨大な量になります。今回、書庫に溜まっていた書類の量は、実に760箱ほどにもなっていました。
お客様は当初、約760箱分の書類の廃棄には相当な日数が必要だと考えていましたが、ISSはご依頼から2週間ほどで全てを梱包し直し(約390箱)、廃棄を完了させます。
作業はまず、ISSのスタッフがお客様の倉庫に来訪し、不要となった書類をISSのスタッフだけで専用の段ボールへ梱包。約760箱分の書類を運び出して輸送し、ISS指定のゼロエミッション工場*で溶解処理しました。
溶解処理は、書類を段ボール箱ごと未開封·無選別のまま大型ミキサー機に投入し、水の中でバラバラに解してしまう方法です。溶解処理が済むとkg単位で廃棄証明書が発行·提示されるため、お客様は情報が漏洩することなく、紙はリサイクルされ、SDGsにも貢献できたことを認識できます。
また、溶解処理するためにはただ梱包するだけではなく、クリアファイル紙書類だけを抜き取り、溶解書類と焼却書類に分ける必要があります。この手間のかかる作業も、サービスのカスタマイズでISSに任せられ、本来の業務にも影響が出なかったのも魅力でした。
さらに、梱包と廃棄をセットで依頼することにより、これほど大量の書類廃棄でも、以前より費用が抑えられたと言われます。
*廃棄物や副産物を資源として再利用することで、社会全体でトータルに見た際に、理論上、廃棄物ゼロの稼働ができる工場。
膨大な紙書類を箱詰めして廃棄処分するためには、専門事業者の確かなソリューションを利用するのが、もっとも効果的·合理的ではないでしょうか。
職員の手を煩わせなければ、本来の業務に影響することなく、働き方や労働環境の改善にも寄与することでしょう。余計な残業が発生しなければ、コスト面でも大きなメリットがありそうです。
そして何より、ISS指定のゼロエミッション工場で、書類を箱ごと未開封のまま、液体状に溶解する処理をしてしまえば、情報漏洩リスクも各段に高い廃棄が可能です。多忙な年度末に、ぜひ活用をご検討ください。